2021年04月30日

グリップの素材いろいろ(10)

 スタッグの続きです。ガスガンのウィルソン・コンバット3機種に装着してみました。まずは、マルイベースのタクティカル・キャリーです。

 本体は、スライドがキャリーカット(前部に段差)。フレームはオリーブドラブです。


 グリップはレッドスタッグ(赤鹿の角)で、マグウェルカット。グリップ底部がマグウェルに合わせた形になっています。


 こちらは、マルイベースのスーパーグレードです。

 スライドはハイキャパのスーパーグレード刻印。フレームはMEU改のマグウェル。

 グリップはレッドスタッグです。


 こちらはウエスタンアームズベースのマスターグレード。

 スライド、フレームともABSのシルバーメッキ。コルトのシリーズ80刻印で、ウィルソンがコルト1911をカスタムしていた最初期のモデルですね。

 グリップはサンバースタッグとみられます。


 グリップ裏側には、マグウェル用の切り欠きがあります。

  


2021年04月29日

グリップの素材いろいろ(9)

 マルイのガスガンベースのスプリングフィールドV12に、マンモス・アイボリー(マンモスの牙)とみられるグリップを付けてみました。

 本体はスライドがハイキャパベースのV12、フレームはMEUのシルバー塗装にマグウェルです。

 マンモス・アイボリーとみられるグリップは、昔、eBayで落札。本当にマンモスの牙なのかどうか、検証はできません。。。ただ、アイボリーのような色合いでありながら、土壌が圧縮されたような、コールタール状の筋がたくさん入っているので、土壌に埋まっていたマンモスの牙っぽい感じはしますね。

 マンモス・アイボリーのグリップは、部位や柄によって大変高値で売られているようですが、このグリップはスクリューホールの位置がややずれていたか何かの理由で「B級品扱い」だったと記憶しています(取り付けに問題ありませんでしたが)。

 こちらはウエスタンアームズのガスガンベースのコルト・ガバメント・シリーズ80に、レッドスタッグ(赤鹿の角)のグリップを装着しています。

 本体は、スライドは、セレーションが斜めに入ったシリーズ80。フレームはディティクティブ(ナッシュコンプの前のバージョン)のシルバーメッキです。

 レッドスタッグは、規制がかけられているインドのサンバースタッグに比べ、価格は安いです。

 一方で、サンバースタッグよりも材質が硬く、耐久性は高いと思います。

  


2021年04月29日

グリップの素材いろいろ(8)

 バッファローホーン(水牛の角)の続きです。飴(あめ)色もあるようです。

マルイの樹脂製ガスガンベースのコルト・コンバットエリートに装着しています。



 こちらはラムホーン(羊の角)? 昔、eBayで落札したグリップで、出品者は「ラムホーンだ」と説明していました。

 ただ、羊の角から削り出すところを実際に見たわけでもないので。。。真偽は不明です。WAベースのGSRに付けてみました。



  


2021年04月28日

グリップの材質いろいろ(7)

 今回は天然素材でも「珍しい」系で、まずは、2トーンのバッファローホーン(水牛の角)です。
ウエスタンアームズベースのガスガン、SIG・GSRに装着してみました。

 バッファローホーンは黒または茶系が普通で、写真に撮ると樹脂や黒檀とあまり区別がつかなくなってしまうケースも少なくありません。が、このグリップは、鮮やかな黒と乳白色の2トーンです。

 ただ、見た目は大変きれいなのですが、チェッカーが彫られていないこともあり、滑りやすく、実用向きではありません。


 こちらは、JACの樹脂製ガスガン、ブローニング(ブラウニング)ハイパワーのシルバーモデルに、バッファローホーンのグリップを付けています。


 一見したところでは、「樹脂だ」と言われても分かりませんね。チェッカーが入っていて実用的ではありますが。

 これがグリップの裏面。プラスチックではありません。

  


2021年04月27日

グリップの材質いろいろ(6)

 今回はチューリップウッド(Tulipwood)です。赤・オレンジ・ピンクがかった色合いで、かなり目立ちます。ネット情報を総合すると、ブラジル産で、ベルサイユ宮殿の調度品にも使われていたそうですね。ウエスタンアームズのガスガン、パラオーディナンスに装着しています。

 本体はHW樹脂製でスライド、フレームなどにブルーイングが施されています。プロのかた、あるいはプロに近いかたが手掛けたとみられる中古品を入手したもので、透明感あるブルーが出ています。

 グリップはホーグ(Hogue)製で、チェッカーなしのスムーズタイプ。チューリップウッドは伐採規制がかかっているのでしょうか。ホーグのサイトでは、This product is temporarily unavailable due to supply of materials available. Please check back at a later date. となっています。

 チェッカーがないと滑りやすいですが、木目ははっきりと見えるので、観賞用にはいいですね。

 こちらはタナカの樹脂製ガスガン、ブローニング(ブラウニング)ハイパワーに装着しています。

 本体はボーマーサイト搭載。スライド、フレームとも自己流ブルーイング。一時、青みを帯びたものの、既に黒くなってしまいました。。。あまり磨きすぎると、刻印が消えてなくなるので、このままにしておこうかと。。。

 グリップはこちらもホーグ製。

 ブローニングのメダリオン入りです。

  


2021年04月26日

グリップの材質いろいろ(5)

 スタッグの続きです。タナカのHW樹脂製ガスガンベースのブローニング(ブラウニング)ハイパワーに、AJAXのグリップを付けました。

 本体はエングレーブ加工、金色の墨入れが施されています。グリップはゴツゴツとしており、滑り止めにもなりそうです。

 耐久性や滑り止め効果という面で、樹脂のG10に対抗できる天然素材は、スタッグぐらいではないでしょうか。


 こちらは、タナカのHW樹脂製ガスガンベースのブローニング(ブラウニング)ハイパワー・ノバックカスタムに、AJAXのグリップを装着しています。


 こちらのグリップは、かなり削り込まれており、ツルツルの部分が多くなっています。



  


2021年04月25日

グリップの材質いろいろ(4)

 またまた緊急事態宣言発令。。。自宅にいるので、どんどん更新します。今回はスタッグ(鹿の角)です(木材ばかりでも何なので)。マルイの樹脂製ガスガン、MEUベースのコルト・コンバットエリートに、AJAXのスタッグ・グリップを装着しました。

 本体はスライドがコンバットエリートの刻印カスタム。亜鉛塗料にブルーイング。フレームはシルバー塗装です。

 スタッグ・グリップはコルトの全身メダリオン入り。


 スタッグは、アイボリーが入手難になったため、「アイボリーの廉価版」みたいに言われ、ツルツルに磨いてアイボリーっぽくしたのが流行した時期もありました。
 しかし、その後、インドのサンバースタッグの取引規制を受け、スタッグそのものが値上がり。。。特に筋の入ったものに人気が集まり、グレードが高くなったようです。
 スタッグ・グリップはそれこそ、西部開拓時代、いや、それより前から使われてい伝統あるものですね。
 実はコルトSAA(シングル・アクション・アーミー)用のスタッグ・グリップも持っているのですが。。。SAAは1st generationから2nd、3rdまであって、それぞれグリップフレームが異なり、奥が深すぎ。。。どのグリップがどのトイガンに適合するのか分からず、難しいですね。写真のは2nd用とみられます。以前持っていたCMCやタナカのSAAは、いずれも3rdだったと思います。



  


Posted by y-kuma at 20:19Comments(0)●コルトマルイスタッグ

2021年04月25日

グリップの材質いろいろ(3)

 今回はココボロ(cocobolo)です。中南米を中心に生育しているそうで、材質は硬く、油分が多いですね。オイル、ワックスなどを塗る必要はなさそうです。ウィルソンのスターバースト・グリップ。本体はマルイのガスガンベースのウィルソン・スーパーグレード。

 ハイキャパ用ABS製スライドのSUPERGRADE刻印カスタム。フレームもABS製でMEU改です。ココボロのグリップはマガジンウェル対応で、テカテカ光っています。ウィルソンのロゴは本体もグリップも新型です。

 ココボロは一般的には赤茶でしょうか。黒紫系のダークココボロや、薄い色のライトココボロとかもありますが。

 ココボロも取引規制対象と記憶していますが、現在の正確な状況は自分にはわかりません。HogueのHPを見ると、ココボロ製品の在庫はあるようですね。

 こちらはヘレッツのココボログリップ。タナカのHW樹脂製ガスガン、ブローニング(ブラウニング)ハイパワーをベースにしたボーマーサイトカスタムに装着してみました。

 ココボロは硬く、ヘレッツのチェッカーは鋭いので、手に刺さる、と言っては言い過ぎですが、かなり食い込む感じ。

 一方で、チェッカーが欠けないように注意する必要がありますね。

  


2021年04月24日

グリップの材質いろいろ(2)

 グリップの材質つながりで、今回はキングウッド(kingwood)です。マルイベースのガスガン、コルト・デルタゴールドカップ(?)に付けています。本体はスライドがマルイのM1911A1ベースのデルタゴールドカップ刻印。なのに、ノバックタイプのサイト。。。フレームはMEUで、亜鉛塗料を吹いた後にブルーイング。スライドと色合いが異なります。

 ウエスタンアームズのデルタゴールドカップも持っていたことがありますが、リアサイトが確か、ハードボーラーからの流用だったと思います。

 キングウッドはブラジルに生育しているようです(あくまでネット情報)。一時、取引が制限されていたという記憶がありますが、現在は、HogueのHPを見たところ、在庫があるようですね。

 グリップにはメーカーの記載はありませんが、Hogueでしょうか?

 こちらはタナカのHW樹脂製ガスガン、SIG・P228にキングウッドのグリップを付けています。

グリップはホーグ製です。

 木目があまりに鮮明で、天然の木材なのに、合板のように見えてしまうくらいです。


  


2021年04月23日

グリップの材質いろいろ

 今回はグリップが主役。グリップの材質についてコメントをいただいたので、いろいろ並べてみました。まず、ツヤ・バール(Thuya burl)とみられるグリップ。マルシンのHW樹脂製モデルガンベースのノバック・カスタムに装着しています。

 ネットで調べると、北アフリカで生育している木のようです。このグリップ、昔、eBayで落札したのですが、出品説明にはエキゾチックウッドとザックリした記述しかなかったように記憶しています。



 こちらは、縞黒檀のグリップを付けています。英語だとMakassar Ebony。不勉強な自分は、勝手にマッカーサー・エボニーと呼んでいたのですが、どうも、マカッサル・エボニーが正しいようです。というのも、ネットで検索したところ、原産地のインドネシア南スラウェシ州マカッサルから名付けられたみたいなので。



 こちらは、縞黒檀と似ている、というか、自分のような素人にはほとんど区別がつかない白檀(sandalwood)です。原産地はインドのようですが、この個体がどこから来たのかは分かりません。タイのメーカーだったと思います。